HSC子育て|子供が夢中になれる空間作りは心の安定につながる
HSCの子にとって、日中過ごす保育園や学校などは、
周りのことに気が向きすぎてしまったり、不安になったりすることも多く
とっても疲れてしまうことが多いですよね。
息子も、保育園の巡回相談の時に専門相談員の方が息子の様子を見て
「すっごく色んなことを考えて感じ取って、疲れていると思う」
と言われました。
それを聞いて私は
「家ではどうしてあげたらよいでしょうか」
と聞いてみると
安心して夢中になれる空間を作ってあげてください
と言われました。
夢中になれるものがあることで、外の世界でもなんとか頑張ってみるか
という気持ちになって心が安定するそうです!
今回はそんな、子供が夢中になれる空間づくりについてまとめました。
夢中になれる空間=安心できる空間
HSCの子に限らず、学校ではすごく気を使ってしまって疲れてしまう…
というお子様も多いのではないでしょうか。
大人でも、会社ではすごく気を使って一日終わると
どっと疲れが押しよせてきた…
ってことよくありますよね。
私も気を使いすぎてどっと疲れたときは
「自分の時間が欲しい!」
って思います。
子供も一緒で、何かに夢中になって没頭する、
そんな自分の時間が大切。
何も考えず好きなことに夢中になれるっていうのは
「安心できている」ってことですね。
夢中になることはメリットがいっぱい
子供が夢中になっているのを見ていても、ただ遊んでいるように見えてしまうかもしれません。
しかし、何かに夢中になって没頭することはメリットがたくさんあります。
✅努力することの大切さを学べる
✅創意工夫する能力が身につく
✅継続する習慣が身につく
子供は遊んでいるように見えて
想像力・思考力・表現力など
さまざまな能力を鍛えているんです。
子供は
「今自分が身につけたい能力」
を本能的にわかって、そのための行動をしているそうです。
子供が夢中になっていることは、
今その子自身が伸ばしたいと思っている能力
が学べることなんでしょうね!
まさに
遊びの中で学ぶ
ってこういうことなんだなって思います。
子供が夢中になるためにできるサポート
そうはいっても、まだ小さいうちは
夢中になるためにも大人のサポートが少なからず必要ですよね。
子供が夢中になるためにできるサポートを
3つご紹介します。
①環境を整え選択肢を増やす
私は専門相談員の方に「夢中になれる空間を作ってあげて」と言われて
まずはじめに部屋の環境を整えました。
夢中になって遊びたくても
✅部屋が散らかっている
✅何がどこにあるかわからない
そんな環境だと夢中になれないなと思いました。
それまでも、おもちゃ収納スペースはありましたが
もっと広くして、場所を分かりやすくしたり、出しやすくしたりしました。
あとは、選択肢を増やしてあげることを意識しました。
✅まだやらないだろう、と置いてなかったもの
✅大人のもので興味を持っているものは子供専用に用意する
など、いろんな遊びに取り組めるようにしてみました。
ボールペンやマジック、電卓、はさみ、工具…などなど
大人が使っていると子供も触ってきたりするものってありますよね。
そんなときついつい
「触っちゃダメ」
と言って隠すようにしているものもあったのですが
危険なものでない限り、息子専用のものを買って
いつでも手に取れる場所に置いておくようにしました。
②子供の興味をよく観察する
そうやって環境を整えて、選択肢を増やした後は
✅どんなものに興味を持っているか
✅どんなふうに遊んでいるか
✅今興味のあるものから広げられる選択肢はないか
などをよ~く観察するようにしました。
よく観察してみると、ただの遊びでも
✅こんな風な発想をするんだ~
✅こんな風に工夫してやってるな
✅最近これにも興味示してきたな
などいろんな発見がありました。
ただ散らかしているように見えても
「あ、今こんなことやりたいんだな」
とちょっと大目に見てあげることができるようになりました。笑
③チャレンジさせてあげる
そうやって観察している中で、新たに興味を持ったものや、やってみたい!と言ったものは
できる限りチャレンジさせてあげるようにしています。
チャレンジする中で、
これは違った、ってやめるものもあれば
新たに夢中になれるものが見つかるかもしれません。
でも、そうやって
夢中になれるものを自分で見つける力
を身につけてほしいな~って思っています。
親がこれにしたら?これをしなさい!
ってやらせるよりも、
自分で選んで、自分で取り組んでいくなかで、成長する楽しさを感じてほしい
そう思っています。